日本の雇用事情や
外国人の雇用について

3月になるとよく見かけるのがリクルートスーツを着た学生ですね。今年の就職活動の情報解禁が3月ですので、これから一気に増えるでしょう。
日本の新卒一括採用制度はかなり特殊といえます。一部、中国や韓国でも見られますが、これだけ大々的に実施しているのは日本だけでしょう。そんな就職活動について海外の方から聞かれた時、どのように答えますか。


Jim: Hi, Taro! Today, I saw many students wearing the same kind of suits.
    Why do they wear the same suits like a uniform?
   (やあ、太郎。今日、同じ種類のスーツを着た学生を沢山見たよ。
      なぜ、制服みたいな同じスーツを着ているの?)
Taro: Oh, the job hunting season has started in Japan.
    (日本では就職活動の時期が始まったんだよ)
Jim: What is the job hunting season?
    (就職活動の時期って何?)
Taro: In Japan, there is a unique hiring procedure where companies simultaneously recruit new graduates in bulk,
    which is called "SHINSOTSU IKKATSU SAIYO".
    (日本では新卒一括採用という、新卒の学生を同時に採用するユニークな 採用方法があるんだ)
    This year, the job hunting season starts in March and most of companies start to hold
    company information sessions or seminars for students. Students submit resumes or application forms
    called "Entry-sheet" in Japanese.
    (今年の就職活動は3月に始まって、多くの企業は会社説明会を開催するんだ。
    学生は"エントリーシート"と呼ばれる書類と履歴書を提出するんだよ)
    In June, in order to screen students, companies give group discussions, written test and job interviews.
    (6月になると、学生を選考するために、会社はグループディスカッションや 筆記テスト、
    面接試験を実施するんだ)
    But, some companies which do not belong to Japan Business Federation do not follow this schedule.
    (でも、経団連に加入していない会社はこのスケジュールを踏襲していない ところもあるんだ)


日本の就職活動について話しを始めるときりがないのですが、求められる人材の一つとして、「グローバル人材」という言葉を使っている企業も沢山あります。外国人を雇用している場合は、外国人雇用状況の届出が義務付けられており、2017年1月27日に厚生労働省が発表した情報によると、日本で働く外国人労働者は100万人を超え、届出義務化以来、過去最高を更新しました。
国籍別では1位 中国344,658人(外国人労働者全体の31.8%)、2位 ベトナム172,018人(同15.9%)、3位 フィリピン127,518人(同11.8%)の順。対前年伸び率は、ベトナム(56.4%)、ネパール(35.1%)が高い。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000148933.html

今後、特にASEAN諸国出身の方を積極的に採用したいという企業も増え、外国人労働者数が増加するのではないかと思います。外国人労働者を受け入れる場合、宗教や文化的背景が違うため、受け入れる企業側の制度を整備していく必要があります。宗教で言えば、例えばイスラム教徒の方だと1日に5回お祈りをされます。日本でも企業によっては、お祈りスペースを整備している企業もあります。あえてスペースを作らなくても会議室の提供など、配慮ができると良いですね。また、お祈りの時間などを設定する場合は、就業規則に明記する必要が出てくるかもしれません。
相手の国・文化を尊重することが、グローバル化の一つの要素ですので、外国人とひとくくりにせず、個々に対応して頂けたらと思います。

また、外国人の離職率が高いと思われている企業も多いのではないでしょうか。例えば、総合職という概念は日本において特徴的なものですので、自分のキャリアパスが見えなくなっている場合もあるかもしれません。
そういった場合にキャリアカウンセリングなどを取り入れ、人材育成制度を導入することも一つの案ではないでしょうか。キャリアカウンセリング等の人材育成制度を導入・実施した場合は助成金が出る場合もありますので、下記リンクも参照してください。
企業内人材育成推進助成金(厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000081260.html

外国人の方を「雇用する」のは少しハードルが高いと思われる企業は、まずは「インターンシップ生」として受け入れてみるのも一つの方法だと思います。外国人雇用サービスセンターではインターンシップに関する情報提供もして いますので、活用してみるとよいかもしれません。
また、経済産業省では「国際化促進インターンシップ事業」を実施し、日本企業の海外ビジネスを拡大させる事業を実施しています。2017年度の実施についてはまだ明記されていませんが、国の事業を活用する方法もあります。
東京外国人雇用サービスセンター http://tokyo-foreigner.jsite.mhlw.go.jp/
大阪外国人雇用サービスセンター http://osaka-foreigner.jsite.mhlw.go.jp/
経済産業省「国際化推進インターンシップ事業」 http://www.internshipprogram.jp/

~ボーナスエクササイズ表現~ 就職・雇用に絡む英語表現
Job interview(面接)/basic wage[salary](基本給)/comprehensive worker [management trainee](総合職)/probation period(試用期間)/employment insurance(雇用保険)/social insurance(社会保険)/employees' health insurance(健康保険)/employees' pension insurance(厚生年金保険)/maternity leave(育児休業)/lump-sum withdrawal payments(脱退一時金)/family care leave(介護休業)/congratulatory or condolence leave(慶弔休暇)/seniority system(年功序列)/mandatory retirement(定年)/lifetime employment(終身雇用)/Minister for Promoting Dynamic Engagement of All Citizens (一億人総活躍担当大臣)

関西Actualizers(アクチュアライザーズ) プロフィール

2015年4月設立。経験を通じて、「海外留学や海外生活を考えている人たちの背中を押したい」と考える関西のグループです。 海外生活をする、外国人を迎え入れることにあたって知っておくと良い事や役立つ情報などを発信しています。
facebook:https://www.facebook.com/kansai.actualizers

~Carol's Profile~
幼少の頃から英会話スクールに通い、大学在学時に留学。帰国後は海外マーケティング関係の仕事に従事。その中で人材育成に興味を持ち、キャリアコンサルタント、社会保険労務士の資格を取得。現在は人材育成関連の業務に携わっている。

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