アサヒ飲料株式会社 広報室インタビュー


現在、日本最高齢の方は116歳だそうです。(2013年5月16日現在)
それを考えると、日本でこの飲み物を知らないという人はいないのではないでしょうか。
兵庫県の川西市で製造が開始された三ツ矢サイダー。
三本の矢が貫き続ける、昔ながらでありつつも常に新鮮な爽やかさはどの様に生まれ、
守り続けられているのかを今回は取材いたしました。

【エクス編集員】
三ツ矢サイダー誕生当時はどのように製造されていましたか?

【アサヒ飲料広報室】
三ツ矢サイダーは、明治14年(1881年)、ウィリアム・ガランというイギリス化学者が、
平野鉱泉を飲み物として「理想的な鉱泉」として認めたことで、炭酸水の製造をはじめ、
明治17(1884)年に「平野水」として発売されたのがはじまりです。
明治30(1897)年には、宮内省から東宮殿下(後の大正天皇)の御料品に指定され、
明治40(1907)年には、サイダーフレーバーエッセンスを使用した「三ツ矢」印の「平野シャンペンサイダー」を発売。
その後1952年に、商品名は「全糖 三ツ矢シャンペンサイダー」となり、
1968年には、シャンペンという名前をけずり、正式名称を「三ツ矢サイダー」にしました。  
また、「三ツ矢印の平野シャンペンサイダー」の頃から、
三ツ矢サイダーは紙のラベルを貼ったビンに入れて販売されていましたが、
1971年には、はじめて缶入りの「三ツ矢サイダー シルバー」缶250mlを発売、
1972年からはビンに直接ラベルをプリントするようになり、1985年には1.5リットル入りのペットボトルを発売しました。

【エクス編集員】
年月を経て、三ツ矢サイダーの味は変わってきましたでしょうか?

【アサヒ飲料広報室】
皆様からご支持を頂いている基本的なベースは変えずに、
時代のニーズに合わせて少しずつ味は変化しています。

【エクス編集員】
サイダーの命でもある水は、どのように品質管理され、生み出されていますか?

【アサヒ飲料広報室】
「三ツ矢サイダー」には“磨かれた水”を使っています。
工場では、活性炭やマイクロフィルター、セラミックなどが何重にもわたって、水を丁寧に磨いています。
そうすることで、雑味が取り除かれ、炭酸との相性がよくなるように、硬度が調整されます。
また、この段階で、全国どこの工場でも同じ味になるように調整することも重要な役割です。
この、水へのこだわりが、三ツ矢の味と香りを引き立てています。

【エクス編集員】
炭酸の爽やかさが持続する、その美味しさの秘訣は?

【アサヒ飲料広報室】
三ツ矢サイダーは先に述べたように、水を磨く工程から始まり、
「100点のおいしさ」を目指し、厳しい品質管理のもと製造され、
お客様のもとへ届けられます。

【エクス編集員】
今後の三ツ矢サイダーはどのように進化しますか?
これ以上に品質が向上することはありますか?

【アサヒ飲料広報室】
2013年、「三ツ矢サイダー」はブランドの本質的な価値を表現した
「ココロが欲しがる。」をブランドスローガンとしています。
「三ツ矢サイダー」を飲むと「気持ちがスーッと澄みわたる」という
お客様にご提供したい価値を広く伝達していくことを目的としており、
これからも安心と信頼の国民的炭酸飲料としてご愛飲いただけるブランドを目指します。

【エクス編集員】
三ツ矢サイダーを美味しくいただくコツは?

【アサヒ飲料広報室】
三ツ矢サイダーを楽しむための以下の「328(三ツ矢)ステップ」を提案させていただいています。
◆おいしく飲むために準備しておくつのアイテム
(1)三ツ矢サイダー
(2)グラス
(3)氷
ポイント:炭酸が溶けてしまうガスロス率を抑えるために、三ツ矢サイダーとグラスの両方をよく冷やしておきます。

◆三ツ矢サイダーのおいしさを引き出すつの秘訣
(1)広口グラス
ポイント:炭酸が抜けにくく、香りがひろがりやすいのでオススメです。
(2)大き目の氷
ポイント:小さな氷をたくさん使うより、炭酸が抜けにくくなります。

◆三ツ矢サイダーのおいしさつの楽しみ方
(1)氷の音:グラスの氷を入れたときの『カラン』と響く音色を楽しみます。
(2)はじける泡:グラスに注いだときの、はじかる泡を楽しみます。
(3)炭酸が奏でるリズム:三ツ矢サイダーが奏でる「シュワシュワ♪」を楽しみます。
(4)透きとおった色:三ツ矢サイダーならではの透きとおった色を楽しみます。
(5)ひんやり感:手がグラスに触れたときのひんやり感を楽しみます。
(6)豊かな香り:グラスに口を近づけたときに漂う、豊かな香りを楽しみます。
(7)爽やかな味わい:透きとおるような爽やかな味わいを楽します。
(8)心地よい爽快感:飲んだあとに広がる、心地よい爽快感を楽しみます。


~取材を終えて~
130年以上も味のベースを変えずに貫くことは、品質に自信がなければできないことだと思います。
時代の流れに逆らわず、変わらないでいる勇気をもつこと。
それは人生に例えると子供の頃からの夢を叶えることと同じくらい険しく長い道のりを乗り越える覚悟がいることだと思います。
毎年、新しい飲料水が発売されては消えていく、そんな厳しい業界の中で絶えず愛され続ける三ツ矢サイダー。
その歴史から学ぶことは、製造工程以上に多いように思いました。

[アサヒ飲料株式会社]