株式会社ミカサ 広報室 インタビュー

バレーボールは1895年にアメリカで考案され、日本に初めて伝来したのが、1908年だそうです。
その後徐々に日本に広まり、1964年の東京オリンピックでは「東洋の魔女」といわれ
当時最強だった日本代表チームの活躍によって高い人気を獲得しました。
そんなバレーボールを戦後から製造し始め、現在ではバレーボール国際公認球として
世界各地で使用される品質を生み出すのが、広島県に本社を置く株式会社ミカサ。
今回は、その品質がどのような技術によって生み出されているのかをインタビューいたしました。

【エクス編集員】
御社がボールを製造するようになった経緯はどういったことからですか?

【ミカサ広報室】
詳しい経緯はわかりませんが、大正時代の頃から学校教育の一環として
ドッジボール競技、当時はデッドボールと呼ばれていたそうで、幅広く行なわれていたのですが、
体力の向上、児童の育成を手伝えないかという考えから、
ゴムの特性を生かしたボール作りを手掛けたのではないかと思います。
バレーボールを作り始めたのは、第2次世界大戦後のスポーツ振興施策に
ドッジボールを作る技術を活かせないかと考え、当時広島で盛んだったバレーボールを生産に取り入れたからです。

【エクス編集員】
御社のボールがバレーボール国際公認球として選ばれるのは
どういった部分が評価された結果だと思われますか?

【ミカサ広報室】
安定した品質、特に世界各国へ一定品質の製品を大量に供給できる生産能力があり、
世界の各国で使用されている実績が認められた結果だと思います。
安定した品質とはボールのサイズ・重量が均質であり、大会で使用されるボールの規格にブレがないことです。

【エクス編集員】
御社のバレーボールが製造される工程で一番重要視されている部分は?

【ミカサ広報室】
バレーボールには重量やサイズに対する規格があり、一定の範囲内での誤差は認められています。
しかし、ミカサでは社内規格として、その範囲をさらに狭めて製造している点です。
「品質は工程で作り込まれる」と言われるように、最終製品の誤差を生じないためには、
各工程での仕掛過程で誤差を生じさせないモノづくりだと思います。

【エクス編集員】
バレーボールに注ぎ込まれる御社独自の技術とは?

【ミカサ広報室】
ボールの耐久性と衝撃を吸収する薄く柔らかい表皮です。



強度面や、ボールの表面に新たにディンプルシボ(凹加工)を施す等、
ボールのコントロール性の大幅な向上を実現しています。

【エクス編集員】
既に高品質であるミカサのバレーボールですが、これから更に品質向上することはあるでしょうか?

【ミカサ広報室】
これからのバレーボールは、よりエキサイティングで面白いゲームを求められると思います。
そのために、ゲームを構成する一つのツールであるボールも新たなニーズを求められ、
現在よりパワーアップした機能が備わるのではないでしょうか。

【エクス編集員】
御社の今後のビジョンをお教えください

【ミカサ広報室】
当社のスローガンのSports every day!には 全ての人達にスポーツを通じて、
またボールを使い楽しんでいただき、健康な体を作り、幸せになっていただきたい。
そしてそれに携わるミカサの社員も幸せになりたい。という願いが込められています。
競技用ボールのみならず、子供もご年配の方も楽しめるボールやグッズも開発して行き、
生涯、皆様のライフスタイルに応じた健康にお役に立ちたいと思っています。

~取材を終えて~
バレーボールという競技をよりエキサイティングなものにするために、
日々ボールの開発に注力をする。しかし、その根本にはスポーツを通して、
人々の健康を願い、それがミカサの社員の幸せに繋がるという思いをインタビューを通して知ることができました。
色々な産業がビジネスを展開する日本経済。もしかするとその全ての根本には、
ミカサのような人の幸せに繋がるものがあるのかもしれません。

【株式会社ミカサ】