(adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); 例えば、「ミュージシャン目指す」という自分の夢に対して「やめときなって。無理だって」みたいな否定的な言葉が述べられる、そんな否定的な言葉が「隣り近所の心」となる。, で、仮にこの主人公が「ミュージシャンを目指す」という夢を想起した場合、その夢を見るようになった元のエピソードがあるはずで、そのエピソードそのもののことを「思い出」と言っているのだろう。, ミュージシャンを目指すきっかけになったのは、好きなバンドに触発されたからかもしれないし、好きな女の子にモてたいと思ったからかもしれない。, とにかく夢を目指すに至った動機そのものを、ここでは「思い出」と表現しているわけである。, ただし、草野のセンスを考えると、この言葉には少しハレンチな意味合いが込められている気がする。, 例えば、あの子のスカートの中の比喩表現とか、キスのその先の向こうの行為とか、そんなことを指している表現のようにも見える。, これでわかるのは、主人公は壁の向こう側に対してストレートに、本気で執着していることである。, ねじ曲がった情熱であれば、草野の場合、赤い炎なんていう言葉を使わず、色で言えば青系を使うはずだ。, ただ、まあ、ここではこの歌を夢の歌と解釈してみて、この部分を素直に要約してみると「夢を叶えようとしてもあれこれ動いているけど、どうせ叶わないし叶えたって大したことないから辞めときなってと周りに諭される。けど、僕はムキーッ!って思うし、そんなことないもん!絶対叶えてやるもん!と、メラメラと情熱を滾らせている!」みたいなニュアンスなのだろう。, 誰よりも速く駆け抜けるサマがまるで隼のような気がしたから、この歌のタイトルは8823になったわけであるが、なぜハヤブサを数字にしたのかは気になるところである。, まず見ておきたいのは、ここでは愛とかではなく、LOVEという言葉を使った理由である。, どういうことかというと、ここの「ラブ」はラブシーンの「ラブ」にイメージが近いと思われる。, つまり、届けるものはメッセージなのか思いなのかはわからないが、それが君に届くかどうかはまだわからない距離にいるということである。, 君を自由にできるのは宇宙にただ一人だけと宣いながら、それを届ける過程で絶望を感じるかもしれない距離に君はいるという。, 草野の歌詞の特徴として、2番の冒頭にやたらと「現実的な景色」が表現されることが多い。, 夜明けの匂いということは、僕と君は一晩をともに過ごしたということだし、裸の胸が触れ合うということは「もうそういうこと、しちゃったわけやん」と思うわけだ。, ただ、最後がギター炸裂ということがポイントで、これ以上の妄想はもう無理だと言わんばかりにこのフレーズとともに、ギターが爆発する楽曲。, つまり、ギターでも鳴らさないとこの妄想は行き着くとこまでいってしまうよ、という感じではないか?, 夜明けとは夢を目指す覚悟を見据えた主人公の決意の表現であり、裸の胸とは「夢に対する誠実な思い」の言い換えであり、それがギターが炸裂するくらい夢に対して燃えたぎってるんだぜ、という解釈もできそうな気はする。, いや、浮き上がるのは気持ちのことであり、落ち込んでいた気持ちが「浮き上がって」きたという意味だよ、とも見える。, 夢の歌路線で考えるならば、夢を目指すために「頑張ろう」と思える何かに刺激されたと考えられる。, 荒れ狂う波とは障害という言い換えができるが、ここでふいに登場する「君」という存在。, ただ、二人で障害を乗り越えながら夢を目指すという意味合いであるならば、君を不幸にできるのは宇宙でただ一人だけとは妙な表現ではなかろうか。, 1番が幸せという言葉を使っているならまだわかるが、自由の対比として不幸は変ではなかろうか。, 要は、僕は風とすごい近い距離にいるということであり、走っている途中のシーンをイメージした表現である。, 走っているときに吹く風はやたらと冷たく、それが障害のように感じられ、まるで「愚かなことだ」と罵られているように感じている、そういう場面なのではなかろうか。, でも、あの塀を飛び越えずにいる僕が情熱を滾らせながら走っているのは、何のためなのか。, まずここで押さえておきたいのは、8823を隼でもハヤブサでもなく、8823と表記した理由である。, 意味もなく当て字にしただけかもしれないが、アルバムタイトルは「ハヤブサ」だし、歌詞の意味的にもハヤブサと表記した方がしっくりくる気がする。, それなのに、数字の当て字にした理由は、おそらく、より隼から遠いイメージに当てはめたかったからなのだろう。, 比喩としてハヤブサという言葉を使うが、僕は隼とは似ても似つかない存在だよ、ということを示したかったのではなかろうか。, もっと言えば、僕は隼のつもりなのだが、周りから見れば、それは隼と似ても似つかない姿だよ、ということをより強調したかったのではないだろうか。, ここだって「バカ」とか「笑い者」とかならわかるが、「クズと呼ばれる」と表現されているわけだ。, 歌詞の最後、君と…と余韻を残して終わるわけだが、結局、君と何をするのか、この歌は何も語らない。, なのに、君を自由にできるのは俺だけだと威張るものだから、周りからクズと呼ばれている。, 童貞が本当の意味で「えっち」を語ることができないように、僕は君と具体的に何をするのか語ることができないのだ。, 塀の向こうを憧れるしかできない僕は、心の内に炎を燃やしながら、いつか魔物から君を助けるヒーローになれることを夢想する。, 簡単なやり方でいいし(努力はしたくない)、ガンダーラじゃなくてもいいし(所詮は妄想の中の話だし)、風にすらバカにされるような愚かなことだけど、別にいいや、と僕は居直るわけだ。. https://twitter.com/spixxxa0969/status/475934264026877952, 「隣近所」のような小さな世界の中だけで育ってきた自分が、そんな小さな、親しみのある場所に「さよならできるか」と自分に問いかけている歌い出し。, しかし、そんな故郷への愛着も、自分が見てきた「塀」に囲まれた世界の外側への「赤い炎」のような冒険心を止めることができないのでした。, 生まれ育った小さなコミュニティーの内側が全てというような昔ながらの教育、「あの塀の向こう側」は「何もないと聞かされ」て育った少年時代に別れを告げ、「思い出ひとかけ 内ポケットに入れて」 旅立ったのでした。, 誰よりも速く駆け抜けLOVEと絶望の果てに届け君を自由にできるのは宇宙でただ一人だけ, 出典: /* In-Read - Sinario19 */ 「8823」(はやぶさ)はスピッツのライブでほぼ毎回歌われる、定番曲でもあり、アルバム「ハヤブサ」の表題曲でもあります。しかし、そんなこの楽曲にはモデルとなるあるキャラクターがいるって知ってましたか?気になる真相に迫るとともに、歌詞の意味を徹底解釈します! https://twitter.com/nicelyricsbot/status/924827532322537472, ご近所というコミュニティーから飛び出した世界は広く、大切な人と出会ったこの曲の主人公。, そして、愛する人のピンチには、はやぶさのように「誰よりも速く駆け抜け」助けに行くのでした。, 囚われた「君」を助けて、「自由にできるのは 宇宙でただ一人」、自分だけなんだという使命感のもと、どんな所へも助けに行くという姿は、まさにヒーローですよね。, ヒーローといっても、最近の戦隊モノや、アメコミの「アヴェンジャーズ」のようにたくさんいて、かっこいいヒーローではないですよね。, きっと、「君を自由にできるのは宇宙でただ一人だけ」と自分を奮い立たせて走り出す姿は、悪の組織対して、世界にたった一人使命を負わされたヒーローがいて、そんなヒーローの想い人であるヒロインがいてという、ちょっとダサいけど、何回倒れても立ち上がる昭和のヒーローのような世界観だと思います。, 小さな女の子が自分がお姫様で好きな男の子がたった一人自分を助けにきてくれる王子様という妄想の男の子バージョンのような、少年の夢のような世界観で可愛らしさも感じられます。, ヒロインへの「LOVE」と幾度となく迫り来る「絶望の果て」に最後はヒーローがヒロインを助けて笑う、そんな世界観だといえるでしょう。, 夜明けの匂いを吸い込みすぐ浮き上がって裸の胸が触れ合ってギター炸裂!荒れ狂う波に揺られて 二人トロピコの街を目指せ君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ, 出典: }; https://ja.wikipedia.org/wiki/ハヤブサ_(アルバム), 上の引用によると、「8823」は西岸良平さんの漫画のキャラクターから来ているようですね。, 西岸良平さんといえば、「三丁目の夕日」で有名な漫画家ですが、調べてみると漫画短編集『地球最後の日』の中で「海底人8823」という作品を描いていました。, 『地球最後の日』には「海底人8823」のように、一般人が地球を救うという使命を無理矢理背負わされ、特殊な能力などを授かり努力するが、その力も微力で、結局何もすることができないというようなあまり救いのない話が多く収録されているようです。, しかし、この西岸良平さんの漫画は黒沼健さん原作の漫画、「海底人8823」のオマージュ作品のようなので、もしもこれが「8823」のモデルだとしたら、草野さんが否定していた渋谷陽一さんの「黒沼健原作の特撮ヒーロー番組『海底人8823』が元ネタだ」という指摘は元を正せば合っていたことになります。, このことから、草野さんが言っているのは西岸良平さんの別の作品のキャラクターがモデルになっているということなのか、それとも、原作を知らなかった、もしくは、原作ではなく、西岸良平さんの漫画からインスピレーションを受けたという意味で言ったのか...。, 引用したwikipediaに出典が明記されておらず、筆者個人でも調べて見たのですが、これだという情報にはたどり着くことができませんでした。, 仮に西岸良平さんの「海底人8823」が元ネタだとしたら、受験生がTSKRという国際科学機関にさらわれ、将来地球の異常気象によって水没化が予想される世界のため海底人に改造されてしまうストーリーです。, ここでは一旦真偽のほどは置いておいて、ごく普通の人がヒーローになるという構図だけ頭に入れて、よりスピッツの「8823」の世界を掘り下げていきましょう。, しかし、歌詞の意味がわかれば、どんなキャラクターからインスピレーションを得たのかということには近づけるかもしれませんね。, 歌詞の世界からどういう人物像が浮かび上がってくるか、皆さんも考えながら歌詞を見てみてください。, さよならできるか 隣近所の心思い出ひとかけ 内ポケットに入れてあの塀の向こう側 何もないと聞かされそれでも感じる 赤い炎の誘惑, 出典: